本当は、もっともっと実践的なこと、やりたいことがあるはずなのに、ここに居続ける意味はあるんだろうか。
と、自問自答すべきなんだ。 勉学ってなんだろう、学問ってなんだろう。
いや、ここにも、あるんだよね、本当は。考えることは嫌いじゃない。というか、大好きだ。
この最高の環境で、先生方の大多数はいい講義をしてくれてる。それも分かってる。
だけど、受け身で聴き続けても答えが出ないことなんて、明白なことなんだよね。大学に入ってからほとんどすぐ、そのことに気付いてしまったんだと思う。
なのに、学問は果てしない道に思える。研究するということはそういうことだから、当然のことだけど、ゴールが全然見えない。まだ答えがない、というか、問題すらはっきりしてない。
だから、自分には、ずっとずっと、心の奥底に沈んでいて離れない無力感がある。自分が何かの本を読んだり、ものごとについて考えてみたりしても、それはたくさんある答えのうちのひとつでしかなくて、問題はもっと複雑で答えはもっと違うところにあるんじゃないかと思えば、数時間で書いたレポートに自信なんて持てない。
そのうちに、敗北感にとらわれて考えるのをやめてしまった。
それももう全部、言い訳なんだけどね、その単純な結果がこの立場につながってるんだと思う。
言い訳しないとやってられないのかって話ですけど、やってられませんよ。だって、何の理由もなく、人の金で生活する時期はもう過ぎてると自覚してるから。それだけじゃなくて、もちろん良い意味での言い訳っていうのも必要だと思う。大きなことを言えば、自分の存在価値みたいなものは、全部生きるための言い訳なんだと思う。
とにかく、無力感に打ち勝つには。
まず、自分の問題をはっきりさせたい、と思う。
もうひとつ。現時点で納得いくまで考えて出した結論には自信を持とう。
自分で出した答えは、自分にとって全てであって、人の出した答えよりもリアリティーがあるはずなんだ。そのことに確信が持てるように、やるべきことを全てに優先してやっていけば、だんだん自分のやりたいことが見えてくるはずだと思う。

